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DXR工法研究会

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発進直後の急曲線施工が可能!

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河川横断が可能

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R=10mの急曲線施工が可能!

長距離施工可能

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軌道横断の実績あり!

基幹管路の新設・更新
困っていませんか?

老朽化した基幹管路のバイパス管や相互連絡管等の再構築と耐震化に、環境や経済的にメリットがあるDXR工法をご提案します。

曲線が多く道路幅が狭いなどの条件で開削工法・推進工法等の従来工法では新設・更新ができない場合でも、長距離・急曲線施工 が可能な『DXRシールド』と『持込用PN形ダクタイル鉄管』を組み合わせた、『DXR工法』が解決します。

管路の新設・更新の検討 4ステップ

5つの課題解決 基幹管路の新設・更新にコストパフォーマンスとクオリティで対決

口径選択

動画ギャラリー

工法全般

  • DXRとは、「Duple method for pipeline Renewal」の略称で、「管路更新のための、鞘管と水道本管による二重管渠築造工法」という意味です。

  • DXR工法では、曲線半径が小さい曲線部ではシールド内径が大きくできる特殊なセグメント(内径拡幅セグメント)を使用します。これにより、曲線半径R=15mの路線にも対応できる上、従来工法に比べ、二次覆工での管材料費、施工費を低減出来ます。

  • DXR工法で使用する水道管本管は耐震形ダクタイル鉄管の持込PN形管であり、そのままで耐震管路が構築できます。仮設となるDXRシールドには基本的に耐震性を考慮しない考え方ですが、耐震性能の確保は可能であり、発注者の意向に合わせた仕様とします。

持込用PN形ダクタイル鉄管

  • 以下の⽇本⽔道協会規格の中にPN形が規定されています。
    JWWA G 113: ⽔道⽤ダクタイル鋳鉄管
    JWWA G 114: ⽔道⽤ダクタイル鋳鉄異形管

  • 製造メーカから日本水道協会規格に準じた検査実施証明書(受検証明書)が発行されます。

  • 付属品のスプリングは、挿し口にロックリングが抱き付きやすくするためのものです。呼び径900以上に適用されています。ロックリング自体の剛性で挿し口に抱き付くことができる呼び径700、800には、スプリングは適用されていません。

  • 持込用PN形管の接合では、まず、ロックリングを受口溝に装着し治具を用いて拡径します。挿し口を挿入した後で治具を取り外して、ロックリングを挿し口に抱き付かせます。

    離脱防止力を発揮するためには、ロックリングは挿し口溝に納まっている必要があります。その確認方法は胴付き隙間(受口奥部と挿し口端部の間隔)が所定の値であるかどうか確認することです。

一次覆工(DXRシールド)

  • 最大勾配はバッテリー機関車の牽引能力によって決まります。バッテリー機関車の勾配対応能力表を技術資料の「バッテリー機関車勾配対応表」に記載しています。

  • シールド施工時に機関車の往復時間が大きく影響するため、日進量の見直し検討が必要となります。また、動力線・通信線、裏込め材・添加材の圧送等、標準施工設備仕様と違った長距離対応設備仕様が必要となります。

  • 土被りは基本的には2m以上とし、鞘管呼び径1500mm以下は2m、それ以上の呼び径については1D(D:シールド機外径)以上としています。

  • 積算指針に詳細な日進量を記載しています。一次覆工のDXRシールド日進量は、一般シールドと違い、土質の違いによる日進量を設定しています。

    普通土 直線区間日進量の場合(m/日)
    鞘管呼び径(mm) 直線区間 初期掘進区間 到達掘進区間
    1000 7.0 3.5 3.5
    1100 7.0 3.5 3.5
    1200 7.0 3.5 3.5
    1350 7.0 3.5 3.5
    1500 8.4 4.2 4.2
    1650 8.4 4.2 4.2
    1800 8.4 4.2 4.2
    2000 8.4 4.2 4.2
  • 技術資料に発進基地参考図を記載しています。標準で500m2前後程度となりますが、設備の設置を階層構造とした狭い仕様で、300m2程度必要となります。

  • 一般シールドは掘進機の後方坑内に後続台車を牽引し、セグメントの搬送空間が坑内断面の半分近くに制限されています。DXRシールドは、一般シールドが後続台車で牽引しているシールド駆動装置類をすべてシールド掘進機内に収め、坑内断面すべてをセグメント運搬や土砂運搬台車で使用できるようにしたため、小口径化できています。

  • シールド機は、対象物件毎の土質条件に合わせ、カッター面板の仕様をその都度決定します。コピーカッターは標準装備とし、多数の急曲線がある場合は複数装備も検討可能です。また、岩盤掘削などではグリッパ装置も装備します。その他、スクリューコンベア仕様、中折れ装置、排土ゲート等、物件条件に合わせ各種仕様設定を行います。

二次覆工(本管配管工)

  • 本管呼び径700~1500について正接合、逆接合のどちらでも対応可能です。
    逆接合時の浮力防止設置は、受口預け入れ分を考慮した挿し口奥側に設置しますが、充分に手が届く位置です。

  • 積算指針に配管の日進量を記載しています。配管の日進量は下表となります。

    配管工日進量(口数/日)
    持込PN形管呼び径 直管甲切管 異形管(曲管)
    5° 5/8 11° 1/4
    700~1500 8 7 5 3

    なお、DXR II工法のトンネル内配管工の日進量(1日2交替作業-実働16時間)は,継ぎ手6口を標準としています。

  • 11° 1/4曲管等の屈曲部では、内水圧により不平均力が作用します。一般埋設部では通常曲管前後の継手を一体化(動かない構造)し、不平均力に対し抵抗しうる長さ(曲管前後の直部)を確保しますが、シールド内配管部ではこの考え方は適用できません。不平均力に対しては、曲管はその背面に打設されるエアモルタル等の支持力(圧縮強度)により 固定され動きません。

  • 浮力防止材は、中込め注入の際に本管を固定する目的で設置します。浮力防止材が無い場合、中込め注入時に本管が部分的に浮き、継手部の許容曲げ角度を超えてしまう可能性があるため全数(一本毎)に設置が必要です。

  • 間仕切り壁手前の注入作業箇所で管理する注入圧を、一般に規定している0.1~0.2MPa程度で施工管理します。

  • 基本的にトンネル延長100mに1回を標準施工とします。但し、トンネル延長による施工効率や、S字急曲線がある場合等で、物件毎に合わせて決定します。

  • 積算指針に中込め注入の日進量を記載しています。中込め注入の日進量は下表となります。

    間仕切り壁設置 10m2/日
    エアモルタル注入(エアミルク注入) 40m3/日(80m3/日)
    中込め注入管設置撤去 100m/日

施工実績

  • これまでの採用実績は39件、累計延長が59,057m (2024年10月末時点)

  • これまでの採用実績は6件、累計延長が5,741m (2024年10月末時点)